2026.6.28
築20年以上は要注意。赤い水と、水道管に潜む金属のリスク

「うちは大丈夫」と思っていても、建ててから年数がたった住宅では、水道管にまつわるリスクが静かに進んでいることがあります。今回は、赤い水や、水道管に含まれる「鉛(なまり)」について、知っておきたい基本をまとめました。
なぜ赤い水が出るのか
赤い水の主な原因は、鉄でできた水道管の中に発生するサビです。水道管の内側は、取りつけてから数年でサビ始め、年数がたつとサビがこぶのように大きくなって、水の通り道をせまくしていきます。とくに、しばらく使っていなかった蛇口や、朝いちばんに使うときに赤茶色の水が出やすいのはこのためです。銅でできた管の場合は、緑がかった色のサビが出ることもあります。
意外と多い、鉛(なまり)でできた水道管
むかし水道管の材料として使われていた「鉛(なまり)」は、水に溶け出すと体に良くないことがわかり、今は新しく使うことが禁止されています。ですが国の調査によると、全国の水道事業者のうち3割以上で、今もこの鉛でできた水道管が残っており、対象となる家は全国で200万戸を超えるとされています。少しずつ取りかえは進んでいますが、すべてなくなるにはまだ時間がかかりそうです。
見た目ではわからない水の変化
赤い水のように目で見てわかる変化があれば気づきやすいのですが、水の質の変化は、色やにおいに出るとは限りません。とくに鉛のようなごく少量の金属は、透明で、においもなく溶け出すこともあります。「うちの水は透明だから安心」と思い込まず、家の築年数や水道管の種類を一度確認してみることをおすすめします。
家でできる対策
水道管そのものの交換は、費用も工事の手間もかかる大きな決断です。まずできることとして、しばらく使っていなかった蛇口は、数十秒ほど水を流してから使う習慣をつけるとよいでしょう。また、口に入れる水やお風呂のお湯の質が気になる場合は、家庭用の浄水器を使うことで、水道管由来の汚れや金属を減らすという方法もあります。
こんなサインに心当たりはありませんか?
家やマンションが建てられてから20年以上たっている
これまでに赤い水や、にごった水が出たことがある
自宅の水道管が何でできているか知らない
小さなお子さんや、ご年配のご家族と暮らしている
まとめ
赤い水や、鉛でできた水道管のリスクは、古い住宅ほど他人事ではありません。まずは自宅の水道管の状態を知ることから、そして毎日の水の使い方を少し見直すことから始めてみましょう。
水道管をすべて取りかえるには、工事だけで大きな費用がかかります。でも浄水器なら、もっと手が届く価格で、「水道管由来の汚れが気になる水」を今日から変えることができます。ご自宅の蛇口の写真を撮って、合うタイプを確認してみるのもおすすめです。



